あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「まぁ…元々お前がしてほしい事ってことだったしな。」


勇輝はニコッと笑う



わースッゴい

嬉しいっっ!!


「ありがとっ、勇輝!」


私もニコニコと言った。


「全然?」


あっ!!そうだっ

「勇輝、今度はWデート


だけど


それが終わったら


次は


お泊まり旅行行こうよ!」

絶対楽しいよっ!


「いいのかよ?」


勇輝が私の顔を覗き込む


へ?


なんで?


「やめとけよ。」


爽也が嫌そうな顔をする



えっ!?


お泊まりするだけ


じゃんね?


それがどしたの?


「私、行きたいもん。」


「よっしゃ、決まり☆」


「えっ、百合いいの?」


何?奈美のその顔…


私、そんなに可笑しな事


言ってる…!?


「ヤッベ、テンション上がってきた!」


勇輝の様子も


なんか変…。


さっきまで


落ち込んでたのに…


なんなの?

それとは裏腹に


悔しそうな爽也の顔…


みんなは

旅行 っていう言葉に

なにを感じたの!?


私は普通の人間だから

何も感じないよー…


(※みんな普通の人間です※)


うぅー
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