あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「っっ//!!」
私の顔はまた熱い・・・
周りの人達はぼーぜんとこちらを見ている。
「そっそんなんじゃ許さないし!!」
「ほんとおちないよなーお前!すっげえやる気出て来た。」
勇輝は楽しそうに言う。
こっちは心臓もたないっての!
「なあ、昼いっしょに食べねぇ?」
これ以上一緒にいたら
おかしくなりそー…
「無理…。1組の友達といっしょに食」
「百合ちゃん!お弁当いっしょに食べよー。」
おいおい。これ以上 ややこしくすな!
雪仲は百合を見て叫ぶ
「黒川!お前か?百合ちゃんの顔を真っ赤にしたのは!?」
あーめんどくさい。
勇輝は私の肩に 抱き付く。
「なー百合?んな可愛い顔して俺の事誘っておいて俺がお前の事逃がすと思う?」
やんわりと笑みを浮かべ、勇輝はぎゅっと私を自分の方へ引き寄せる。
私が黙ってると 「逃がさねえよ」
と追い討ちをかける。