あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
目から溢れる涙がほんとに
止まらない。
「…グスッ…ほんどに゛?」
「ん?」
「…ほんどに゛…一生
私の゛ごと嫌いに゛な゛ら
な゛い!?」
「ならねぇ」
「別れようどか…絶対
言わな゛い!?」
「ぜってぇ言わねー」
「ほんどに゛?
絶対?嘘づいちゃヤダよ?」
「あぁ。ぜってぇ」
「ほんどーの゛ほんどに゛?」
勇輝は微笑を見せる
「うん。…な、百合
約束しよう?」
「…や゛、約束?」
「一生に一回で
最初で最後の俺らの
約束。」
「…な゛に?」
「…俺ら、結婚しよう??
じいさんなっても
ばあさんなっても
ずっと、死ぬまで一緒
にいよう?ぜってぇ…
何があっても離さねぇ。
死ぬまで守ってやる!
だから、百合も
俺を離さねぇでいて?」
え?
「………。」
「いきなり重ぇかな?
こんな約束。」
私は思わず勇輝に抱きつく
「勇輝っ!大好きっ」
「うわっ。えと…これは
OKて事でいいのか?」
「あだり前じゃん!
めちゃめちゃ泣きそう…」
「もう号泣してんじゃん?」
「うっさい、ばかぁ//」
2人で笑いあう。
こんなに心から清々しい
のはいつぶりだろう?
「あ、ねっ勇輝?私
すっごくワガママだし
ヤキモチ妬きだし…
他にも出したらキリが
ないんだけど、それでも
もらってくれる??」
「フッ、上等。」
あ、初めの時と一緒…
これからもずーっと一緒。
私、幸せすぎてすぐ
死ぬんじゃないかなぁ?
「んなの困るんだけど。」
「え?」
「したら俺1人じゃん。」
拗ねだす勇輝。
エスパー…笑
「大丈夫。勇輝が守ってくれる
んでしょ?」