初恋は野球の王子様★




私は、前にも聞いた事のある可愛らしい声のする方へ振り返った。




目の前には、ふわふわな髪をなびかせて、控えめな態度で私を見るちっちゃな女の子がいた。





この子…前に千葉に手紙を渡してた子だ!!





「あの…?何か用かな?」





150センチくらいの小柄な美少女をまじまじと見つめながら答える。





「私…1年6組の桜れいなって言うんですけど……」





「…うん。」





「…野球部マネージャー志望なんです…!是非とも入れてもらえないでしょうか…!!」





「えっ!?マネージャー志望!!?」





「はい…!!」





子犬のような可愛い顔で私をじぃっと見つめる。





う…///そんなに見つめられると、女の私でもドキドキするわ…////






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