初恋は野球の王子様★
「それじゃあ、ひと通り仕事を教えるから、私についてきて。」
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「おーい、マネージャー?オレのドリンクどこ?」
部活が終わり、瞬が私にドリンクがどこにあるのか聞く。
「瞬のドリンク?えーと…どこにあったかなぁ…。」
「…マジかよ、お前。仮にもマネージャーなんだろ?しっかりしろよ。」
「うるさい!!今、思い出してる所なの!!!」
「あのぅ…!」
瞬に呆れられながら、私が頭を悩ませていると、れいなちゃんが口を挟んで来た。
「…望月先輩のドリンクなら、そこのカゴの中にありましたよ…!」
れいなちゃんは、恥ずかしながら瞬を見る。
「マジで?ありがとう。…どっかのへっぽこマネージャーとは、大違いだな。」
瞬は憎たらしい言葉を捨て、走って更衣室まで行った。
「瞬のばか!!」