スーパーニート★パラダイス
すぐに多喜也が明かりをつけると、リビングの中央に置かれた木製の四角いテーブルが茶色く照らし出される。

「その辺に適当に荷物置いてくれていいよ」

そう言われたのを合図に、ずっと大きな鞄を抱えていた咲花の右肩が悲鳴を上げ始めたので言われるままにその場に鞄を下ろす。

咲花が鞄を下ろすのと多喜也がその鞄の隣に座布団を置いたのはほぼ同時だった。
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