スーパーニート★パラダイス
多喜也はそう言うと自分のコーヒーカップを口に運び、それに倣って咲花も“いただきます”と言って飲み始める。

「2階に空き部屋があるから。原稿が上がるまでそこを好きな様に使っていいよ。もちろん信用できなくて不安だったり自分に合わない環境だったらここを出て好きな所に移っても構わない」

そう言うと多喜也はコーヒーカップをテーブルの上に静かに置く。

「どうして…私にそこまで?だって私、今日会ったばかりなんですよ?そんな私に…」
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