家元の花嫁【加筆修正中】


「ってことは、キスはしたんだ。」


「………うん」


「それで、そのプレゼントを貰って?」


玲は私のネックレスを指差して…


「……うん」


「腕枕してもらって、一晩中一緒に寝たのに?」


「…………うん」


「シてない?」


「……う゛ぅぅ……うん」


「はぁ――、隼斗さん相当大変だったろうなぁ…」


「何が?」


「まぁ、ゆのが相当ニブチンだから覚悟はしてるだろうけど…。ここまでニブチンだと、合わせる彼には拷問だわ。かわいそう……」


「???」


何が拷問なのか、さっぱり。


「あのね、ゆの。男の人って、好きな女と一緒にいたら…いつだってエロいこと考えるもんだよ?」


「えっ!?」


「皇だって、隼斗さんだって!!」


「・・・・・」






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