家元の花嫁【加筆修正中】


「そりゃ、ずっとエロいことばかり考えるワケじゃ無いけど、キスしたり、抱きしめたりしたら…その先を考えるもんだよ?」


「………うん」


「ゆのは無知だから、全然気づいていないと思うけど、隼斗さんは相当我慢してると思うよ?」


「………そうなんだぁ」


「そこへ、ゆのは“ギュッとしてくれるだけでいい”と来た。そりゃあ、拷問以外の何ものでもないから!!」


「・・・・・」


「ゆのからベッドに潜り込んだのに、手を出さなかった隼斗さんって、ホントえらいよ!私、見直した。」


「う゛ぅぅ……」


玲にズバリ言われて気づいた。


そうだよねぇ……。男の人って、頭の中がエッチなことばっかって…良く言うもんねぇ。


私ったら、ホント…恥ずかしいことばかり。


穴があったら入りたい……。


「ゆのは恋愛初心者なんだから、これからいっぱい学んだらいいんだよ。」


「うん……」


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