家元の花嫁【加筆修正中】


チュッ。


「今日は楽しかったです。おやすみなさい」


ゆのは背伸びをして、俺の頬にキスをした。


俺は一瞬、何が起きたのか分からず…。


ゆのは恥ずかしそうに、部屋に入っていった。


取り残された俺は……。



今のキスって、ゆのからだったよな?


これって、期待して良いってこと?


俺はキスされた頬に手を当て……。


ニヤけて、立ち尽くした。


ベッドに潜り込んだ後も、さっきの光景が頭から離れず…。


一睡も出来ずに夜明けを迎えた。


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