家元の花嫁【加筆修正中】
よし!!まだ、18時20分。
間に合ったな…。
ゆのにドタキャンされないように、先回り……っと。
まぁ、ゆのに限ってドタキャンするような女じゃない。
けど、俺もなりふりかまってられねぇ。
18時40分を過ぎると、従業員出入口からゆのと見知らぬ男が出て来た。
俺はゆのの元へ歩み寄る。
「今日は本当にすみませんでした。」
「いいよ、別に。」
ゆのと男が仲良く話をしている。
男が俺に気が付いたのか……
ゆのに小声で話しかけてる。
「じゃあ、また明日。」
男は手を振って、俺に軽くお辞儀をして店に入って行った。
ゆのは俺の元へ小走りでやって来た。
「ごめんなさい、隼斗さん。遅くなってしまって」
「いや、大丈夫。それより、さっきの男誰?」
「えっ?あぁ、マサキさんって言う厨房スタッフです」
「仲いいの?」
「えっ?……そうですね………店長よりは話しやすいかも…」
「へぇ~」