家元の花嫁【加筆修正中】


「ん?手!!」


俺は右手を差し出した。


ゆのはそっと左手を重ねた。


俺は自然に指を絡ませた。





自宅に着いて、部屋の前。


すでに時刻は0時を回っている。


さすがに家の中も静か―――。


俺は優しく抱きしめた。


ゆのは胸に顔を埋めて…


俺はゆのを頭を撫でながら、小声で呼んだ。


「ゆの?」


ゆのは顔を上げ……


俺はゆのにキスをした。



ついばむようにキスをすると、ゆのがそっと口を開けた。


俺はそっと舌を入れ、深いキスをした。





「おやすみ……チュッ」


俺はゆのを部屋に入れ、自室へ。


その夜、久しぶりに深い眠りについた。


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