家元の花嫁【加筆修正中】
翌日、玲に相談した。
「何でムカムカするの?何でイライラするんだろう?」
「ゆの、それって嫉妬だよ?」
「嫉妬?」
「うん。ゆのは隼斗さんに抱きつく女が嫌だったんでしょ?」
「う~ん……。」
「2人が寄り添ってて、お似合いだなぁ…とか、いいなぁって思えなかったんでしょ?」
「うん。」
「良く思えないってことは、嫌だったんだよ?」
「・・・・・」
「それに、態度で分かるでしょ?」
「態度?」
「隼斗さんに恋人がいるのを認めたくなくて、目も合わせれないんでしょ?」
そうだ。目を合わせるどころか、あの場から消えたかった。
私、嫉妬してたんだ。