家元の花嫁【加筆修正中】


「ただいま~!お兄ちゃんいる~?」


玄関のドアを開けるや否や、玲は大声で叫んだ。

すると、


「おっ、こっちだ、こっちッ!!」


何やら、2階の方から男の人の声が聞こえて来た。


玲の家には何度も来てるけど、

平日は会社勤めだから、お兄さんに会った事は1度も無い。


今日は私の為に、午後から半休を取ってくれたらしい。


「お邪魔しま~す」


玲の後を追って、階段を上った。


そして、お兄さんの部屋に入ると、

―――――男の人が2人??



「ゆのちゃんだっけか?俺は玲の兄の圭介。そんでもって、今日はコイツを紹介したくて来てもらったって訳だ」

「は、初めまして、園宮ゆのです」



玲のお兄さんは、背の高いスポーツマン風で凄いイケメン。

玲いわく、『野獣』だそうだ。

もう1人は、スラリとした長身でサラサラの黒髪の超イケメン。

何か2人共物凄いイケメンなんですけど。

それに、レベル高すぎッ!!

俳優とかモデルとかっていうレベルじゃない?

こんな人、街で見た事ないよ?


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