気づいてください…


「なぁ?教えてやろうか?」


「え?」


声のした方向へ向くと…


「西崎先輩…」


「なぁ?だから教えてほしいか?」


先輩が教えてくれる?


そんな嬉しいことない


「教えてください」


「じゃあまず、ドリブルな」


先輩は持っていたスポーツバックを床においた。


「こうやって、ボールを優しく、床に打つ」


とん…とん…とん


規則正しい音が体育館中に響く。


心地がいい。



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