好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
「キャハハハッッ」


「キャハハハッッ」


本当に可愛い。

双子だから笑うのも同じなのね~



「空~海~ヤベ。まぢで可愛いなぁ~」



「日向、抱いてみなよ。」


退院した私は実家に帰ってきた。


そして、日向とクレハちゃん、翼、桜が来てくれた。


「じゃあ、私海くん抱っこする~」


「お、俺はいい。」


慣れたように海をだく
クレハちゃんに対して…


日向はびびりまくってる。



「日向の癖に、まさかびびってんの?」


「はあ?なにいってんだよ!びびるわけ…わっヤベ。首!落ちそう!」



「ひ~くん!首支えてあげなきゃダメだよ!」



翼に言われてる日向。



次は順番的に日向たちなんだから、しっかりしなきゃ!


全く。




海は気持ちよさそうに、
クレハちゃんの腕の中で
スヤスヤ寝てる。




空は、日向の腕が居心地悪いのか、渋い顔をしている。






「お嬢!俺にも抱かせてくれよ!日向変われよ。」



びびる日向を見かねたのか、雅彦がひょいと空を抱いた。



「キャハハハッッ」


「やっぱり、慣れてるね~雅彦は。」



さすが雅彦。



翼のお世話してただけあるな。



空、海。



あなたたちは、こんなにも皆に愛されて産まれて来たんだよ。




だから、これから辛いことが待ちわびてるかもしれない。


でも、そんなとき、

忘れないでほしい。



あなたたちには、沢山の
守ってくれる人がいるってこと。




アタシの可愛い天使たち。





愛しています。





夏月side終わり。
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