誠の紅桜に止まる蝶~番外編~
「私ができるのはその手助けよ。今夜、早速屯所の池を使って鏡占いをしてみましょう。」

「鏡占い?」

「ええ。幸い今夜は満月よ。あの夢がいつ起こるものなのか占うの。蝶も手伝ってくれるわよね?」

「もちろんっ!」

「よし。じゃあ帰りましょう。未来を変えるために。」

「うんっ!!」

私は歩き出した。

そう、この先もこの景色をあなたとみるために。

私のすべての力を使っても

守って見せるからね。
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