小さな幸せ
レンジから青菜の卵とじを出す、

「う、かけすぎたか。」

やや、固まりすぎの卵が残念だ。


大き目の器に飯を盛り

上に掛けた


「卵とじどん完成!!」


和実の怒った顔を思い出した。


『何でもご飯にかけないで。』ククっ


ウマけりゃいいんだよ和実。


歩きながらつまみ食い

「うま~!!」

ソファ-に腰をおろしながら

かきこむ。


和実がいたら

『もぉ~。』といいながら

八の字に眉をひそめて呆れながら笑うんだろうな。


「テ-ブルやっぱ欲しくなったな。」


今度の休みに和実と一緒に買いに行こう、

俺の生活の真ん中に和実はいて、

離れた所にいても一緒にいる。


そんな感覚に酔っていた。




SIDE惣  end

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