小さな幸せ
「わこちゃん。君が色んな事頑張ってたの皆ちゃんと知ってる。

 君がいなくなることが凄く痛手だって事も判ったうえで。


 この願いを受け止めるよ。


 いい加減な、気持ちや思い付きじゃないって判るから。」


スク-ル長はいつになく真面目な顔で、


「それで?理事長の連れてた人と、

 見学席の人と、

 どっちと結婚することにしたの?」



と言った。


ええ~~それ聞くかあ??

このタイミングで、


「ええと、後者とできたらいいな位な感じですけど。」


/////

「そうかあ、理事長思惑外れて残念だね。」


どこまで知ってんだろう、

ってかどこまでばらしてんの伯父さん!!





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