小さな幸せ
ゴロゴロとする和実。

 「広いね~。今までの狭いベッドと全然違うね~。」

子犬みたいでかわいい。


「惣、仕事なの?」


「ん~、ちょっとな。」


「日記?」


「新聞記事みたいなものかな。

 その日あった事を人に伝える文にする。

 傑作もあるよ、ケンカとか、悪口とかもある。


 まあ、余り辛辣なのは書き直させるけど

 基本は言論の自由を尊重してるんだ。


 こんな事から社会の構造とか、

 思いやりとかも学んでいくんだよ。」


「土方センセ♪カッコイイ」^O^


「ああ、もお自分の部屋でやる!」


「ごめん。先寝てるね、おやすみなさい。」


ゴロンと横になってシ-ツの中にもこもこ入る和実を横目に部屋を出る。


ああ~もう降参だ。


回れ右して和実の横に滑り込む。


「惣仕事は?」


「もうしない。」


「え~大丈夫なの?」


「誰のせい?」


「あたしなんて構わないでしごっ、、んんっ」


うるさい口をキスで塞いで

甘い時間へ誘う。






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