小さな幸せ
女々しい男だと思われるかもしれない

でも、実際に目で確かめたいと思った。


仕事終わって彼女にメールもせずにスク-ルに出向いた。


受付で、名前を言い、

見学させてほしいと頼むが、断られる。


彼女の同僚だという人が説得してくれ見学室に案内された。


プ-ルサイドに笑顔の彼女がいる。


レッスンは終わっているらしい。


残った生徒達に囲まれてなにやら話しをしているようだ。


彼女は良く働く。


あっちにこっちに飛び回って、てきぱきと片付けをしていた。


記録票の整理みたいなことをしていた男が彼女に近づくと


なにやら話しかけていた。


ばしばしと背中を叩く彼女。


何か話しながら男が

くすくす笑いながら

彼女の頬に手を伸ばして触れる。


何か耳打ちして

俺の方を見上げた。


目を大きく見開いて

慌てた様子でフェイドアウトした。


さっきの男はニッと笑ってどうも~とあいさつした。


付き合ってる?

という風ではなさそうで、

でも気がないわけでもないだろう


パ-カ-だけはおって現れた彼女は、

瀬名里奈が言っていた通り、

まさに触りたくなる胸を弾ませてやってきた。





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