赤い狼と黒い兎Ⅱ
一度吸ってから吐き出すと、紫煙が立ち上がる。
ライターをテーブルに戻し、ケータイを持ち直した。
《はい…。思った以上に人数が増加しまして…時間を1時間、早める事にしました》
1時間早める…?つーことは、6時…?
『…早くねぇか?あんま動いてねぇだろ、その時間帯』
《いえ。それぐらいの時間でも遅いくらいですよ》
……世の中の男共はよっぽど女に飢えているらしいな。
そんなに欲求不満か?
あたしに男の考える事はわかんねぇな…。