赤い狼と黒い兎Ⅱ
「あ、GT380」
「RX!」
『スカイライン、BMW、クラウン、マークⅡ、ベンツ……』
あたしはもっぱらバイクじゃなくて、車に目がいく。
金持ちか!っていうくらい高級な車が…。それを改造とは勿体無い!
うちらは車あんま無いし。てかあたしが車乗んないし。
もっぱらバイク派です!車も好きだけどね。
「バイクを見ろよー」
『見てるよちゃんと』
車からバイクに視線を変更。パッと見、目に止まったのは派手でも地味でもないZⅡ。
黒に近い紫色で、よく見ればラメが入っている。
『…これ結構いいな。誰の?』
「あ、お、俺のですっ!」
そう言って出てきたのは、黒髪でサイドに紫色のメッシュを入れてる男子が来た。
紫…好きなのかなーこの子。
『へー…。買ったばっか?2代目?』
「買ったばっかです!一応初代です…」
少し恥ずかしがりながら頭を掻く。
…初代をあたしが弄っていいのかなー。なんて悩んでいたらその男子が言った。
「あの、別に初代とか気にしなくていいッスよ!てかむしろ、馨さんにやってもらいたいですッ」
他のメンバーも目を輝かせて、あたしをみていた。
…まあ、やっていいのならやるけども…。