図書室で・・・



「あっ、先約ですか。」

女の子は俺の姿をちらっとみて言った。

「ああ、別に大丈夫。」

「あ、すみません。
ええっと、この前のプリントなくしちゃって。
もう一枚いただけませんか?」



恥ずかしいのか顔を真っ赤にしながら
女の子は言った。


「タクミにしては珍しいな。無くすなんて。
あとで、俺んとこ取りに来て。」

「あ。。わかりました。」


ありがとうございます。と言って、
女の子は階段の踊り場から
3階へと階段を上がって行った。









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