妹婚約者




「桜は…副会長と言う名の僕の専属秘書ですね?」

涼さんは振り返って満面の笑みでこっちをむいた。


「っっ…///」

「んふふ…顔、真っ赤てますよ?林檎みたい」



そうさせたのはどこの誰ですか!?///


「…食べちゃいたい…」

「ぇ?」


今涼さんはボソッと言ったけど私にはちゃんと聞こえた。


「…お腹空いてるんですか…?」

「は?」

「だって…食べたいって…」

「い、いや…それは…」

「今飴しかないんですけど…よかったら、どうぞ?」

そういってポッケから飴玉を何個か取り出した。

「…はぁ…」


な、なんでため息つくの!?
< 97 / 119 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop