聖石戦隊 キラレンジャー
「貴様はキラレンジャーではなかったのか!」

「あんたばっかじゃないの? さっきからずっと言ってたでしょ!」

悔しそうなフルーレティに日向子が追い打ちをかける。

しかし姉のほうは本当に元気だな。悪魔にちっとも怯んでない。こっちまで圧倒されそうだ。

「双子か! じゃあ貴様もパワーストーンを・・・」

「誕生日同じなんだから、持ってるわけないでしょ!」

日向子は舌を出して、思い切り挑発する。おいおい、そのへんでやめとけよまじで。

悪魔が動揺しているうちに、状況をなんとかしたいものだ。

「まあいい! キラレンジャー! この騒がしいのを助けたければ・・・」

台詞の途中だったがタイミングよかったので、さっと後ろに回り込み、日向子を救出。

「あ、さ、佐々木!」

「けがは?」

「う、うん、大丈夫」

慣れないお姫様抱っこに顔を真っ赤にする。ちゃんと女らしい表情もできるんだな。

「聖石、チェンジオン!」

「永遠の絆 キラレッド!」

「愛する世界のために キラピンク!」

「天翔ける光 キラブルー!」

「一蓮托生、一騎当千 キライエロー!」


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