黒縁メガネ男子に恋してる

でも、最終的には、智哉に任せると言ってくれて、智哉とおばあさんふたりは、連絡先を交換し合った。


「じゃ、なにかわかったら、連絡しますんで」


「えぇ、よろしくね」


あたしたちはまた自転車に乗り、駅へと向かった。




菜々美を駅の改札で見送ったあと、あたしは、智哉に聞いた。


「ねぇ、智哉。雄太のこと、どうやって調べるの?」


智哉は、ちらっとあたしを見ると、すぐに視線をそらした。


「内緒。
言うと綾華、手出ししてきそうだし」


うー。

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