黒縁メガネ男子に恋してる
翌日。
今日からは、通常授業。
それなのに、あたしはちっとも授業に身が入らない。
だって。
日曜のことが気になって気になって、勉強どころじゃないんだもん!
それに……。
「えー、蔵田君、そんなことしたのー?
おっかしいーーー!」
「でもでも、それってスゴクない?」
「うんうん、うちらじゃ思いつかないよねー」
休み時間、智哉の周りには、けっこう女子が集まってるんだよね。
あれじゃ、さりげなく日曜のことを聞きに行くこともできないよ……。