黒縁メガネ男子に恋してる
「真喜子は、親友ってほどじゃないけど、あたしにとっては大事な幼なじみなんだ。
だから、もしそうなら、放ってはおけないよ」
あたしがきっぱりとそう言うと、菜々美は心配そうにあたしを見た。
「でも、ひびきって、ホント、意地が悪くて、卑怯な手も平気で使うんだよ?」
「……菜々美もなにかされたの?」
「ううん、あたしはクラスも違ったし、直接なにかされたことはないんだけど、同じバスケ部だった子がいじめられて……」
「そっか。
だったら、菜々美はこれからもひびきには近づかないでいて。
真喜子のことは、あたしがなんとかするから」
「え、でも……」
不安げな表情の菜々美の肩に、あたしは笑顔でポンと手を置いた。
「あたしは大丈夫。心配しないで!」