黒縁メガネ男子に恋してる

「うん、ぴったり! これ、あげるね」


「えっ、ホントにいいんですか?」


「うん、もちろん!
危うくタンスの肥やしにしちゃうところだったんだし、今日手伝ってもらうお礼」


そう言って微笑む遼子さんに、頭を下げる。


「ありがとうございます!」


わー、うれしい!


すごく素敵なワンピもらっちゃった!


でも、汚さないうちに着替えた方がいいよね。


そう思っていたら。


「遼ちゃん、できたよー」


智哉が、出来上がったオーディオラックを運んできた。

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