黒縁メガネ男子に恋してる
真喜子、大丈夫って言ってたんだけどな。
このあいだ、一緒に自転車を並べて帰ったときのことを思い出しながら、智哉に聞く。
「どんなこと言ってた? ひびきたち」
「んー、あんまり言いたくないけど……、デブだとか、のろまだとか」
「そっか……」
「あと、雄太がそれに輪をかけてひどいこと言っててさ」
「うん」
「あんなデブ、どんなにメイクしたって、ブスはブスなんだから、思い知らせてやった方がいい、とかって。
それに野苅家たちも、同感ー、とかはしゃいで、近いうちに、なにか、しかけるようなこと言ってた」
ハァー。
あたしがため息をつくと、智哉も表情を曇らせた。