黒縁メガネ男子に恋してる
雄太もひびきも、どうしてそういうこと言うんだろ?
まぁ、雄太の場合は、人を見かけで判断するのは昔からだから、もう驚きもしないけど。
でもやっぱり、そういうのって、ムカつく。
だけど、心配そうな智哉の表情を見て、あたしはすぐに笑顔を浮かべた。
「わかった。教えてくれてありがとね。
智哉、優しいんだね」
すると智哉は、照れくさそうに顔をふせ、人差し指でメガネのブリッジを押し上げた。
「いや。俺から中嶋に言おうかとも思ったんだけど、仲のいい綾華から言った方がいいかと思ってさ」
「うん、そうだね。うまく伝えとくよ」
「あぁ。じゃ、頼む」
智哉は、まだ少し気がかりそうな様子だったけど、先に教室に戻って行った。