黒縁メガネ男子に恋してる
「へぇ、そうなんだ。
ソーイングとお菓子作りなんて、女の子らしいねー。
あたしはそういう特技ないから、うらやましいなぁ」
菜々美はそうつぶやくと、「そういえばさ」と声をひそめた。
「話変わるけど、智哉の潜入捜査、進んでるの?」
このことに関しては、真喜子には話してない。
あたしと菜々美と智哉、3人だけの秘密だ。
「あぁ、昨日もメールもらったけど、相変わらず、まだみたい」
「そっかぁ。
それにしても智哉、意外にあのメンツにとけ込んでるよね?
聞いた話なんだけど、智哉、中学の頃、一時期髪染めてヤンキーっぽい連中とつるんでたらしいよ」
「えっ、マジで?」
「その頃は、メガネもかけてなかったらしくて、今よりもっとチャラかったんだって」
ウソ、意外すぎる……。