黒縁メガネ男子に恋してる

ムカムカムカムカムカムカ……。


怒りが最高潮に達して、爆発寸前だったそのとき。


その最悪な日は、さらに最悪なおまけを連れてきた。




――キキーッ!


ビュンビュン飛ばして自転車をこいでいたあたしの前で、ブレーキ音が響いた。


後ろからあたしを追い越して、少し前で止まった男が、まっすぐあたしを見ている。


驚いて、あたしもブレーキを引いた。


なにっ?


雄太によく似た、チャラい感じの男。


伸ばした茶髪も、ファッションセンスもそっくりだ。

< 308 / 513 >

この作品をシェア

pagetop