黒縁メガネ男子に恋してる
「えぇ、聞いたわ。
今回のことで、警察から息子さんに連絡することはないって話したら、ほっとされてたけど、でも、自分から話すっておっしゃってたわよ」
「そうなんですか……」
徳井さん、息子さんに、あんまり怒られないといいな。
そんなことを考えてると、遼子さんが、また刑事の顔になって、背筋を伸ばした。
「ま、そういうことなんだけど、今、ここで聞いた話は全部、口外はしないでね」
「はい、わかりました……」
智哉と一緒に警察署を出たところで、ふと思い出す。
「あ、でも、菜々美にはどうしよう?
昨夜、雄太が警察に連れていかれたことは教えちゃったんだ、あたし」