黒縁メガネ男子に恋してる
ムカムカムカムカ、
あーーーっ、ムカつくーーーっ!
あの日のことがよみがえりそう。
でも今は、自分のことより、真喜子のこと。
真喜子はどんくさくなんかないって雄太に言ってやりたい。
でも、雄太とは口きかないって決めてるし。
大事な幼なじみのことなのに、あたしは雄太に言い返すこともできないの?
情けないけど……。
でもやっぱり、コイツとは喋りたくない!
あたしは、雄太をキッとにらむと、智哉と菜々美のもとに走っていった。
でもすぐに、雄太も追いついてきてしまった。
なぜなら、もう目の前に、つり橋があったから。