黒縁メガネ男子に恋してる
べつに悪いことしてたワケじゃないのに、なんだかバツが悪い。
あわてて、部屋の中央にある小さな丸テーブルのそばに座る。
智哉は、テーブルにグラスを置くと、あたしの隣に腰を下ろした。
そして、じっとこっちを見る。
…………。
な、なに?
き、緊張するーーーっ。
「えっと……、あ、ジュースいただきます!」
ミョーな空気をまぎらわそうと、グラスに手を伸ばすと……。
――グイッ。
「えっ?」