黒縁メガネ男子に恋してる

すると、それまで黙っていた雄太が、突然、口を開いた。


「なぁ、先生、班のメンバーの行動は、すべて連帯責任っつー話だったよな?」


いきなり何を言い出すんだろう?


いぶかしく思いながら、黙って見守る。


菜々美に肩を貸した先生も、不思議そうな顔で雄太を見た。


「ん? 連帯責任がどうした?」


「出発前、そういう話だったじゃん?
班で協力し合って親睦を深めるのが目的だから、メンバーの行動はすべて連帯責任って」


「あぁ、そういう話もしたな」


「だったらさ、菜々美だけじゃなくて、俺ら全員、不可抗力の事故でリタイヤっつーことでいいんじゃね?」


ハァ?


あたしは、耳を疑った。

< 60 / 513 >

この作品をシェア

pagetop