黒縁メガネ男子に恋してる
すると、それまで黙っていた雄太が、突然、口を開いた。
「なぁ、先生、班のメンバーの行動は、すべて連帯責任っつー話だったよな?」
いきなり何を言い出すんだろう?
いぶかしく思いながら、黙って見守る。
菜々美に肩を貸した先生も、不思議そうな顔で雄太を見た。
「ん? 連帯責任がどうした?」
「出発前、そういう話だったじゃん?
班で協力し合って親睦を深めるのが目的だから、メンバーの行動はすべて連帯責任って」
「あぁ、そういう話もしたな」
「だったらさ、菜々美だけじゃなくて、俺ら全員、不可抗力の事故でリタイヤっつーことでいいんじゃね?」
ハァ?
あたしは、耳を疑った。