抱きしめたら充電完了!
だんだんシャツが湿っていく感じがわかる
泣いている加奈子を抱き締めた


「加奈子ちゃん?」


ふっと顔を上げて笑いながら加奈子ちゃんは


「俊輔は私の充電器だね」


といった。


「じゃあ俺が抱きしめたら充電完了だな?」


クスクス笑いながら二人で意味不明な言葉を言い合った


輝彦の存在をすっかりわすれて


「……俺等よりすげーカップルできそうだぜ」


輝彦は小さな声でつぶやいて保健室を後にした


幼なじみの恋が始まった瞬間をみて輝彦はゆうことデートの約束をした



頑張れよ俊輔




END.
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