ドキドキ特集~短編~
外に出ると、すごい人だかりができていた。




あたしは背が低いほうだから、どこに誰がいるのか全然わからない。





「さちっ!あれじゃない?」




心がそう叫んだ。




あっ。いた。




今日助けてもらった斉藤くん。





「よっ。さち。」




斉藤くんはあたしに手をふる。





「なに。もう下の名前で呼んでるの?」





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