闇夜のアゲハ蝶
ハァー!

『オラァ!』

バキッ







手錠を外した。

「お前っ!?何者だ?」

『………』

アゲハのまんまだから喋れない。
ここはとりあえず、逃げよう。


『………』

タッタッタッあたしはドアへと走り出した。
はぁどうせ、カギは閉まってるだろうから、
ぶち壊そう。

再び目をブラウンから赤に変えて、

『オラァ!』
こうなった、あたしには敵うものが、いない。



















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