あなただけを愛したい
毎日、朝は“先生”の通勤時間に合わせて通学し、“おはよう”のあいさつをして……


放課後は教室の窓から部活をしている“先生”を眺める。


これがあたしの日課だった。


最後の方はできなかったけれど。



いろんなことを思い出していたら、涙が出てきて……


止まらなくなった――…




隣に座る祥子も号泣で、お互いの顔を見ては、笑い合った。




そういえば、航はあの“パンツ事件”を覚えているのかな?


“ピンクちゃん”って呼んだこと。


覚えててほしいような、覚えててほしくないような……


複雑な気分。






式が終わって教室に戻る。


担任の先生からの話があって……


みんな涙をこぼしながら、耳を傾けた。


そのあとは、配られた卒業アルバムをじっくりと見た。


航が写っていると、それだけでテンションがあがった。


あたしって、凄く単純だな。
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