あなただけを愛したい
それからも、なぜか委員の仕事が田中くんと一緒になって……



「三上さんは?」


「変わってもらった」



“変わってもらった”って?



「俺、諦めねぇって言ったじゃん」


「……」


そんな手を使ってくるの?


困る……


非常に困る。



「はは、迷惑そうだな」


「……」



迷惑だよ。


田中くんは小さく息を吐いたあと、



「土原は進学?」



話題を変えてきた。



「うん」


「どこ受けんの?」


「近くの短大」


「そうなんだ」


「田中くんは?」


「俺、K大」


「へー、そうなんだ」



K大って、結構レベル高いよね?


田中くんって頭いいんだ。




そんな話をしてたら、いつの間にか図書室を閉める時間が来て、そのまま帰路に着いた。
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