桜~あなたと出会う日まで~
春の訪れ

これは、
遥か昔と現代の話・・・・。

離ればなれになった
思いのお話・・・・


希望と愛の
お話・・・・。




あるひとりの
遠い昔の
姫と妖怪のお話・・・・。






今からすると
400年も前の話に
なるだろう・・・・・。

400年前・・・

時代は江戸といわれていた。


私はひなせ。
この時代では
姫と呼ばれ、民や貴族から
慕われている。

理由は簡単である。

わたしには
昔から、
妙な力があった。

どんな病も治す力・・

生まれたときから
ある力だった。

そのために、
小さいときからずっと
たくさんの病を
治してきた・・・・。

命は大切だ。
私も人を治すことを
ためらわずに
やってきた・・・・。
正直、私を必要と
してくれているのだと
感じていた。

あの日が来るまでは・・・・





< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop