たまゆら。



私は最後のコーヒーを飲んで、
蒼ちゃんとの思い出にそっと蓋をした。





――たった、五日間のことだった。

息もできないぐらいに短い季節が終わって。





…それから何度も、
同じ季節がぐるぐると回り続けた。













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