モテヤンキーにコクられて
「じゃあ…今度、お弁当持って…どこかに遊びに行きますか?」


「…げほっ!!!」


先輩は見事にパンを喉につまらせて、急いでジュースを喉に流し込んでる。


「大丈夫ですか…?」


「…美…美桜がいきなり意外なこと言うからだろ…。あ~、ビビった…」


「冗談に決まってるじゃないですか。何、本気にしてるんですか?」


「冗談かよっ!!マジにとったっつーの」


先輩は苦笑いすると、一気にパンを食べきってしまった。


あたしはその横で、ゆっくりとパンをほおばる。


あたしが食べるのが遅かったからなのか、先輩はあたしのとなりでウトウトし始めた。





< 170 / 396 >

この作品をシェア

pagetop