モテヤンキーにコクられて
「またそんな冗談言って」


「冗談じゃねぇよ。…俺はずっと付き合いたいと思ってたけど、全然だったな。あの頃は女とうまく話せなかったし、デートっつってもほとんど一日無言で。

そんな俺といて楽しいわけねーし、次の日あっさり振られた」



今までヘラヘラしていた柴田先輩は、少し俯いて苦笑いをしていた。



…柴田先輩が…振られた…?



しかも、あの頃…って?





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