モテヤンキーにコクられて
「他…。そーだな。以前は今みたく切り替え早くなかったし、ハイ次!っつーわけにはいかなかった」


「その間に…コクられたりとか…」


「え?」


柴田先輩は顔を上げて、あたしをジッと見つめてくる。


ドキッ!!!


気付かれた!?


ちっ、違うよね。


「柴田先輩、モテてたって聞いたし…告白なんかもされたんじゃないかなーって…」


緊張でどうにかなりそう。


あたしは動揺するのを必死で隠しながら、とりあえずそう言った。




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