モテヤンキーにコクられて
「やめて下さいっ」


「…冷てーな。いいじゃん、腕組むぐらい」


唇を軽く突き出して、拗ねるような顔つきになってる。


…何なんですか、そのギャップ。


柴田先輩を好きな女子からしたら、キューンとなるところだけど、あたしにはサッパリ効かないんだから!





「非常識、無神経、ただの女好き…どれですか?」


「…はい?」


あたしの問いに対し、柴田先輩は呆気にとられてる。

< 76 / 396 >

この作品をシェア

pagetop