モテヤンキーにコクられて
「朝、見かけるだけで、胸ん中がこう…キューッとしてな?どんな風に俺に笑いかけてくれんのかな、とか考えただけで、一日幸せな気持ちになってた」


…同じ。


あたしと同じだ…。






「…キモいんですけど」


柴田先輩に、心にもないことを言ってしまった。


…嬉しい。


本当は、嬉しい。


だけど、素直に喜べない自分がいる。


そして、口から出るのは、心とは反対の言葉。




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